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アプリを開く前に10秒立ち止まる。onesecが教えてくれた「欲」との向き合い方
ふとスマホを開いて、気づけばLINEを開いていて。
特に用事があるわけじゃないけど、YouTubeをタップしていて。
そんな“無意識の行動”って、日常の中にたくさんあります。
僕も以前は「ちょっと見るだけ」が積み重なって、1日の終わりに「また時間無駄にしたな…」と後悔することが多くて。
でも、強い意志でコントロールするのは難しい。だって、スマホって楽なくせに刺激が強いです。
だから僕は、意志じゃなくて“仕組み”で向き合うことにしました。
そして導入したのが「onesec」というアプリ。
これが思っていた以上に、静かに、でも確実に、自分の行動に変化をもたらしてくれたんです。
他のスマホ対策も紹介していますのでぜひご覧ください。
onesecってどんなアプリ?
onesecは、アプリを開くときに“待ち時間”を自動で挟んでくれるアプリです。
たとえば、LINEに20秒の設定をすると、開こうとしたときにまずonesecの画面が開き、カウントダウンが始まります。
その間に「本当に開く?やめとく?」と一度自分に問い直すことができる。
(待機画面の文字は変えれます。僕はハイキューが好きなので『遠きに行くは必ず邇きよりす』という諺にしてます)
つまり、無意の“つい開いてしまった”を、意識的な行動に変えてくれるツールなんです。
僕が設定しているアプリと時間
現在、僕は以下のようにonesecを設定しています:
- LINE:20秒
- Discord:10秒
- YouTube:60秒
- Chrome:60秒
- Instagram:60秒
- X(旧Twitter):60秒
- Amazon:60秒
- Prime Video:60秒
設定時間は「そのアプリの使い方」によって変えています。
たとえばYouTubeやXのように、“急用性のない娯楽系”のアプリは60秒と長めに。
逆に、LINEやDiscordのように連絡のやりとりが発生するものは20秒や10秒と短めにしています。
効果を実感したのは、意外にもLINEだった
意外だったのが、LINEに対する効果が一番大きかったこと。
もともと、LINEには60秒の遅延をかけていたんですが、これは正直やりすぎでした。
人とやりとりしているときに、60秒待ってから返信ってテンポ悪すぎるんです。
実際、やりとりの途中でonesecの待機画面が出てきて、ストレスを感じることも多くなったので、20秒に変更しました。
それでも十分効果があって、「通知きたらすぐ開く」をやめられるようになったんです。
Discordも同じく“やりすぎ”で見直した
Discordも、最初は60秒にしていたんですが、これもLINEと同じ理由で使いづらくなってしまったためこちらは10秒に変更。
60秒にしていたときは通話から落ちる時や、通話中に友達が送ってきた画像などを見るのは60秒待ってからでした。
そのため友達がおくってきた画像を見ずに一か八かで反応してました。
一度友達が送ってきたおじさんの画像に見ずに可愛いいなーと言ったのは一生の不覚です。
わずかな待ち時間でも、「本当に開く?」と一度立ち止まれるだけで、行動の質が変わります。
一方で、YouTubeやXは60秒がちょうどいい
YouTubeやXに関しては、“急ぎで見る理由がない”タイプのアプリ。
だから、60秒待たされてもまったく困らないし、むしろそれで「今じゃなくていいか」と閉じることが増えました。
実際、何度も「YouTube開こうとしたけど、60秒が面倒でやめた」ということがあり、
そのたびに「今、本当に観たかったわけじゃなかったんやな」と気づくんです。
“開く理由”がなくなる不思議な感覚
onesecを使っていて感じるのは、「このアプリ、別に開く理由なかったな」という体験が何度もあること。
僕はこれを“欲の再確認”と呼んでいます。
- 暇だから開いた
- なんとなく見たい気がした
- 通知が来た気がした(実際は来てなかった)
こういう「曖昧な理由」でスマホを触っている時間って、実はものすごく多いんですよね。
onesecは、それをやさしく気づかせてくれる存在です。
意志に頼らず、行動を変える
意志の力って、正直あまりあてにならないと思っています。
「今日からスマホ触る時間減らすぞ!」と決意しても、次の日には元通り。
僕はこれを何度も繰り返してきました。
でも、onesecは“仕組み”として無意識の行動に介入してくれる。
しかも、強制ではなく、やんわりと。「開くの、いま?」と問いかけてくるだけ。
この「小さな立ち止まり」が、驚くほど大きな効果を生むんです。
onesecの導入は“環境を変える第一歩”だった
僕にとってonesecは、「行動の環境を整えるための第一歩」でした。
- 通知を減らす
- ホーム画面を整理する
- アプリを見えない場所に移す
そんな工夫をしても、結局“開こうと思えば開けてしまう”のがスマホです。
でも、onesecはその「開こうとした瞬間」に介入してくれる数少ないツール。
そしてそれが、「スマホを使う理由」を問い直すきっかけになる。
これは、タイマーやリマインダーでは代替できない感覚でした。
その他機能
Onesecには他の機能も多く搭載されております。
まずは「ブロックセクション」
これは集中したい時間をタップすると自分が許可したアプリ以外をブロックする仕組みです。
集中したいからiPhoneなどのデジタル機器を制限したいけど、どうしてもデジタル機器を使わないといけない人におすすめな機能です。iPadで勉強をする人や、動画編集をする人などにはぜひ使って欲しいです。
次に、「Re-Intervention」 これは日本語に直すと「再度割り込みをする」といったところでしょうか。
アプリの開始時に時間を設定でき、アプリを開き始めてから設定した時間になるとまだ使いますか?とOnesecが割り込んでくる機能です。
1分から45分まで設定できます。
ついSNSを見すぎてしまうということを予防してくれます。
その他にもいっぱい機能があります。
- 起きてから15分はスマホをさわれない設定
- Structuredという予定管理アプリとの連携
- ジャーナリングを求める機能
- 待ち時間画面の変更(スマホを回転させるとアプリが使える。とか自分の顔が映るとかとか)
まだまだ語り尽くせないほど多くの機能がありますので気になったら使ってみて下さい。
おわりに:「開く前」の気づきが、1日を変える
スマホに向かう前に、10秒立ち止まる。
それだけで、1日の使い方が大きく変わることがあります。
onesecを導入してから、僕は「スマホを使う理由」をよく考えるようになりました。
そして、それが自分の時間の使い方そのものを見直すきっかけになったんです。
がんばらなくていい。ただ、開く前にちょっとだけ止まるだけ。
その“ワンクッション”が、意志では変えられなかった行動を、少しずつ変えてくれます。
アプリ内課金がありますが年額1,990円と安くそれ以上の価値があると思います。
皆様の人生が少しでもより良いものになりますように。ほなねー
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